ドツボタパーン

世界の中心福井から、音楽とか、色々、面白い事をつまらなく書いています。

どうしてもどうしても

 

「家族ってなんなんだろう」

今、ほんとにそう思う。ブログの最初の文としては、余りにも陳腐な感じがするけど。
 
 結構ショッキングで赤裸々な内容なので読む方はお気をつけて。
 

 

 
今朝、警察署から電話がかかってきた。祖父が遺体で発見されたらしい。
 
 
家から結構離れた、川で。
 
 
 
車で行っても30分程かかる場所に、老人が電動アシスト付き自転車で、そんな簡単には行けない。78歳の老人だ。
 
 
まだ事件性が無いか調べてる段階だけど、家に書き置きを残して出て行った祖父は、やっぱり「簡単に帰れない場所」に向かったのだろうか、覚悟の上で。
 
 
最後に話したのは4日前の朝、仕事が終わって帰宅後、素早く支度して、僕は盆休みを楽しみに京都に向かってしまった。
 
もし私の出発が次の日になっていたら、もし盆休み自体が次の日からだったら、そんな事を考えても祖父は生き返らない。そんな、面白くない小説に書いてありそうな事がずっと頭の隅でぐるぐるまわってる。
 
 
 
で、昨日帰ってきたらいないんだわ、祖父。
 
私が出発した次の日の夜にはいなかったらしい。暗いうちに、人に見つからないうちに、川に身を投げようとしたのだろうか。親戚に連絡したけど、祖父は誰にも連絡してなかった。すぐに警察には届けを出した。
 
 
朝電話があって、すぐ警察に行って、遺体確認した。残念ながら祖父だった。
 
その後調書を取られながら、78歳の人間が、自ら生命を絶つなんてことは、あるんだろうか、と、思った。うまく書けないけど、20代の若者とはワケが違う。こんな時にまで知的好奇心の様なものがムクムクと膨らんでくる自分に気付いて、たまらなく恥ずかしくなった。もしかしたら、普段の状態を保とうとする防衛本能でも働いたのかもしれないけど。
 
 
気になって、調書をPCに打ち込んでいる警察の方に聞いてみた。若い、女性の方だった。
 
 
 
「うん、無いわけでは無いんです。…そうですね、私もそんなに沢山見て来たわけではないですが、例えば、寂しくて、とか、何も楽しくない、とか、そう、一人暮らしの方が多いですね。」
 
 
 
 
そう聞いて、我慢出来ずに下を向いてぐううと泣いた。
 
昨日からずっと、遺体の確認も冷静に対応出来てたけど、これはさすがに無理だった。
 
 
 
 
いつからかは分からないけど、祖父は一人で暮らしていたんだと分かった。婿養子と、孫と、孫娘と同じ建物に、一人で暮らしていた。
 
 
 
約18年前に娘が他界し、その後10年程経って妻が他界して、どのタイミングからか分からないけど、その老人は一人暮らししてたんだ。
 
 
私が住んでる家と同じ家で。
 
 
 
 
私が実家に戻った時には、ご飯も自分の部屋で一人で食べるようになったけど、時間が合えば買い物や通院も車で送り迎えしてた。顔を見れば世間話も、当然してた。
 
 
 
 
 
あついねえ
 
そうやのぉ今年はどうしようもないのぉ
 
おじいちゃんちゃんとクーラーかけなあかんよ
 
そうやのぉ かけなあかんのぉ
 
じゃあ仕事行ってくるから
 
そうか 気をつけてのぉ
 
 
 
 
 
やっぱり家族でも、どうしても言えない事もあるんだろうか。辛くて辛くて、残り幾許かの人生と分かっていても、どうしてもどうしても、どうしてもどうしても、どうしてもどうしても。
 
 
孫や娘(母の妹)への想いを断ち切って、思い直さないように、戻れない距離を進んで、そこまでして終わらせたかったのだろうか。「そこまでして」って思うのは、傲慢だろうか。
 
 
ひたすらに辛いね。
 
 
私が実家に戻ってからの約3年程の期間、私が見てたアレは、果たして「家族」だったのだろうか、私には分からない。
 
 
 
 
もし時間が戻せるなら。そんな安っぽい事書くなんて自分でも驚きだけど。
 
時間を戻しても、バタフライエフェクトみたいに、人の幸せや不幸がポイント制みたいになってて、結局どうしても死にたいと言われれば、私が安らかに逝かせてあげたかった。
 
 
誰かが何かを思い留まったり、何かが良い方向に変わったり、もしそうなれば良いなと思って、もしかしたら不謹慎だと思う人がいるかも知れんけどちょっと書いてみた。
 
 
いや、違うか。書いて落ち着きたいだけだわ。
 
 
ああ、ドラえもん出てこねぇかなあ。
もう目がパンパン。
 
 
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