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ドツボタパーン

世界の中心福井から、音楽とか、色々、面白い事をつまらなく書いています。

"天王寺区役所のデザイナー募集"に対するchange.orgでの発信を見て思う事

旧よもやま話

change.orgって知ってますか?

簡単に言えば「web上で署名活動」的なサービスで、何か発信してみんなの賛同集めて、嘆願書出そうぜみたいな感じです。百聞は一見にしかず、興味ある方は見てみて下さい。

 

で、さっきtwitterのTLを流れて来て気になったキャンペーンがあったのでそれについてちょっと。

 「天王寺区広報デザイナー」無償の募集について: デザイン料の無償を撤回

まあリンク先ちょっと見てくれたらいいんですけど、端折って説明するなら「大阪の天王寺区役所がデザイン募集してます。採用されたら広報誌とかで紹介されるんですけど無償なんです。これおかしくないですか?デザインとデザイナー舐めてませんか?」的な内容です。ほんと端折って書いてるので、原文読んでくださいね。

 

私としては学生時代、大学や教授含めとてもいい環境でデザインの勉強をさせてもらって、現在デザイナーとして働いていないにしろ、私しかできないそっち方面の仕事もあったりして、デザインという学問に対する感謝はあるのですよ。もちろん賛同ボタンはクリックしました。

 

これ無償はまずいだろ、というのは勿論私もそう思います。私の感覚ではデザイナーは大工の様な職業だと思っているのですが、長年積み重ねた技術でクライアントの希望を具現化するのはとても大変ですし、いくらぱっと見が良くても基礎がしっかりしてなければ欠陥住宅の様に崩れ落ち、その後の仕事なんて消えてなくなる様な繊細かつ大胆さが必要とされるお仕事ばかりです。それができなくてデザイナーやってないんですけどね私は。

 

こうやって書いてる間にも色んな人がtwitterで言及し始めてるなあ。

 

でもね、これ「無償=批判すべき」ていう図式はちょっと違和感感じるんですよね。私がリンク先の文章を見てそういう図式を感じ取ったに過ぎないんですが。募集した区役所の何がマズかったかっていうと、

 

  1. 業務内容が多岐に渡っている事
  2. 任期が長く、拘束時間が読めない事
  3. 広報デザイナーとして紹介してくれる具体的な規模が書かれていない事

 

大きくこの3つです。何と言いましょうか、役所を揶揄する時によく使われる「お役所仕事」的なやつを自分から大解放してどうすんだ的な、一種の安定感すら感じますね。デザイナーを舐めてるというよりは社会を舐めてるという感じですが、もしこれが正社員募集とかでネット上にあがってたら、「超絶ブラックwww」みたいな感じでふわっと話の種になるだけなんですけど多分。とにかく募集内容決めた役所の人は大学だけでも良いのでやりなおせ。会った事ないけど多分アホやお前は。 

 

要するに、無償もヤバいんですけど他にももっとヤバ過ぎる要素があって、そこにとどめとして、

 

 

 

 

5.報酬

 なし

 

 

 

という記述があるので無償ばかりに目が行きますが、単なるアホ案件であって応募するのが悪いという意見すら口にしそうになります書いちゃったけど!

 

私は他人に興味が無いのでこんな言い方になりますが、件の発信者さんはデザインとデザイナーに対する畏敬の念もちゃんとあって、なおかつ優しい性格なんじゃないでしょうか。放っとけなかったんだろうなあと思います。ただちょっと文章が感情的になってる印象を受けましたので、もうちょい冷静に書いたらもっと大量に票が集まると思うんですけどねえ。

 

日本ではデザインに対する認識が甘い人が多かったり、デザインは才能でやってると勘違いしてる人も多いと思います。私も未だに「ちょっとフライヤー作ってよパパっと」みたいな事言われて蝋人形にしてやろうかと思う事ありますし。深い深い森の奥…。そういう領域の仕事だからこそ、冷静に議論しないと腫れ物状態になっちゃうんですよデザイナーは。「ああ、うん…分かった。変なお願いしてごめんね…。」と言わせたいだけならそれでいいんですけど、「デザインって素晴らしいんだね!何かごめん!」と言わせたいなら、理路整然とやらないと。かなり綺麗事言ってますが、まだきちんと認知されていない領域だからこそ理想で動くべきだと思います私は。

 

実際の賛同票ですが、結局今の時点でもかなり集まってるので私の戯言として読んでくれると有り難いです。

 

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