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ドツボタパーン

世界の中心福井から、音楽とか、色々、面白い事をつまらなく書いています。

成功したレアケースをどう見るか

旧よもやま話

以前書いた「都会と田舎のはなし」にちょっと関連するんですが、こんな動画を見てました。

カンブリア宮殿限界集落から奇跡の脱出!地方再生を仕掛けるスーパー公務員】

高野さんの番組内での発言で、経済学的な観点からの意見に対する考え方はとても納得出来る物でした。お寺の住職も兼任してるだけあって話し方も巧く、こういった番組に向いてるなあとも思いました。

 

この番組で紹介されるのはいわゆる「成功したレアケース」の話。知らない方にざっくり書くと、市役所の職員が限界集落で生産される米をブランド化し→ローマ法王にかけあったら献上が許可される→話題になってバカ売れ→引っ越してくる人も出てきて子供も生まれて限界集落じゃなくなる。と、いうお話です。ちなみに限界集落とは「過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になった集落」の事。

 

ローマ法王に米を食べさせた男  過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

 

 件の市役所職員である高野 誠鮮さんはお役所仕事としては珍しく、農家に直談判したり稟議飛ばして直接市長に掛け合ったりと、ドラマとして作りやすい流れで、それを格好良く編集してあるんです。

 

でもまあそこで「レアケースだから」という流れになっちゃうのは良くない訳で、「こんなやり方がどこでも通用する訳じゃない」というのは誰にでも分かってる事なんですよね。役所独特の新しい事の始め辛さとか、お金の問題とか。色々あってそうなってる中のドラマティックな部分を番組に落とし込んでるのは当たり前の事で、安易に「高野さんすげえ」となってしまう事に対する批判は会って然るべきだと思うし、私もそんなヤツ風邪引けと思います。問題はその批判に乗っかって思考を停止させちゃう事なんじゃないでしょうか 。

 

こういう番組の利用の仕方は色々あると思います。自分の場合への落とし込みを行なって自分や自分の住んでる場所にあてはめるとどうなのか考えたり、モチベーションを上げる素材として視聴したり。同じように地域の活性化に携わってる人なら何か参考にできないか考えたり。なんかペラペラな事言ってるなあすいません。

話題になった事を単にヒーローショーとして礼賛する人の為にアンチな意見があると思うんですよね。そのためにヲッチャーさんとかが火おこししてくれるのは大事な事だと思います。「成功したレアケース」と皮肉っぽい書き方をしたのも、自分の中に批判的な意見を持つ事は大事な事だと思うからです。

 

何書いても結局何が言いたいんだよ的な展開になるのでもし読んでる人がいたら毎回すいませんと謝りたい所です。僕の住んでる福井県にも限界集落はやはり数カ所存在するみたいで、現状を知るいいきっかけになりました。

 

ちなみに番組内で紹介されていた木村秋則さんのお話を基に映画が来年公開されるそうです。アヒ鴨の監督で主演が阿部サダヲ菅野美穂、音楽が久石譲と、ちょっと気になります。今はまだサイトにも情報少ないですが要チェック。

映画「奇跡のリンゴ」公式サイト

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

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